ノワール東京は新宿御苑前を拠点にするゲイマッサージ店です。
               
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2026年06月01日

問題のあるお客さまについてお話してもいいですか?

先日、あるお客さんとやりとりをしました。まあ、海外の方ですね。

度重なるキャンセルと遅刻。だから私は怒ったんです。そしたら「そんなにカッカすんな、ミスは起きるものだ、許してくれよ」と。だから私は「もう嫌な思いをしたくないから断るよ」と伝えた。そしたら返ってきた言葉が——「俺をビッチみたいに扱うな」。

(スクリーンショットを添付します。読めばわかる。)

正直に言うと、彼は特定の国の出身です。その国の番号を持っている人たちは、日本人に対して失礼な対応をとることが多い。慣れたものです。別に驚きもしないし、まあ、一時は頭に血が昇りますけども、あるあるですから。はい次いこか~って感じなんですけど、今回はちょっとだけ気まぐれで、こういった方について思いを馳せてみようかなと(笑)

特定の国の方には…もちろん、良い人もいる。国籍のせいにはしたくない。でも、なぜこういうことが繰り返されるのかを考えたとき、ひとつの仮説にたどり着いたんです。

そう、宗教です。あるいは法律。

同性愛を罰する法律。男は女を愛さなければならないという価値観、あるいは戒律。そういったルールの中で生きてきた人たちは、自国でハメを外せない。だからわざわざ海外のゲイタウンに足を運び、ゲイのサービスを利用する(これは地方から東京に遊びに来る日本の方、上京してきたばかりの方にも言えることかもしれません)。

でもゲイとして振る舞うことができない。慣れていない。だから、女や子供に接するように私たちに接してくる。男らしく振る舞おうとする。オンマイウェイを貫こうとする。一人の人間として、ゲイとしてではなく、固定観念の強いわがままな「男」として振る舞おうとする。彼らは自国でずっと抑圧されてきた。本当に望んでいた「ゲイとしての自分」を受け入れることができない。ゲイとしての生き方を知らない。

これはノワール東京の中だけの話ではないんです。他店のオーナーやボーイさんとも、そういう話をしています。私自身、新宿二丁目に常にいますし、ゲイバーや飲食店にも足を運んでいますので、場違いな振る舞いをしている方を見かけることが、しょっちゅうではないですが、時々あります。

悲しいことですよ。ゲイなのに、ゲイになれない、なりきれない。

これは私の独断と偏見で、裏付ける資料があるわけじゃないです。でも、場数を踏んできた今、確信がありますね。

同じ特定の国の出身でも、礼儀正しい人はいる。大体は外資系企業に勤めていたり、自営だったり、さまざまな国の文化に対してオープンマインドな方です。二重国籍だったり、移民だったり。つまり、国籍は本質じゃないんです。

私自身もオープンマインドで(少なくともそう思ってます)、人種差別をしたいわけでも、宗教を批判したいわけでもない。でも、宗教的な教義や法律や文化的な価値観が、その人の人格や振る舞いを形づくっているとしたら、それは本人の問題であると同時に、その価値観を植え付けてきたシステムの問題です。その国の評価や国益をも損ねている。時代にも合っていない。同性愛を罰する法律、男が男を愛することを禁じる戒律——そういったものは、今すぐ廃止されるべきだと思ってます。

そして、彼らもまた被害者なんですよね。社会や宗教や法律によって、本当に望む生き方を封じられてきた人たちです。そう思うと、こういった振る舞いも、理解はできます。

許しはしないですけどね(笑)

なぜかというと、私たちも同じ人間だからです。スタッフも、私も、ほとんどのお客様も、ゲイとして生きることに向き合ってきた(ですよね?)。だからこそ、ゲイのサービスを使いながら、ゲイを下に見るような振る舞いは受け入れられない。理解することと、許容することは、まったく別の話だと思います。

私だってかなり口汚い言葉を使いますし、聖人ではないです。スタッフから苦笑いされることもしばしば。でも、ほとんどのお客様に対しては誠実に接してます。だって我々はみんな一枚岩だと思ってますからね。国籍とか関係ないです。あと、当たり前ですが、お客様ありきの商売ですから、日本人だろうが外国の方だろうが、最低限の礼は尽くします。決して安くはない料金を頂いております。

だからこそ、私はこれまでのトラブルのログをすべて記録してきました。今、そのデータをもとに顧客のスコアリングシステムを構築してます。外国人・日本人を問わず、受け入れるか受け入れないかを判断するための仕組みですね。今まで私の頭の中にしかなかった判断基準を、スタッフ全員が使える形にしたい。私なしでも店が回るようにしたい。私の本業はプログラマーじゃないんですが、こういうものを作るのが好きなんですよね。はっきり言うと、問題のある顧客を弾くためのシステムです。我々の負担を減らすための。

「客を断るなんて、損をするよ」とか「1年後にはお前の店はなくなってるぞ」とか言われるんですが、余計なお世話ですよね。国内外を問わず、素晴らしいリピーターのお客さまがいます。もうすでに誰にでも媚びへつらう必要がない段階にいると思ってます。心を殺してメイクマネーをするつもりはない。良い顧客、良いスタッフ、良い時間。それだけで十分です。

なので、もし「対応が失礼だな」と思ったなら、まず自分の振る舞いを確認してほしいですね。もちろん完璧ではないですが、何の理由もなしに失礼な態度をとることは、早々ないです。

最後に何が言いたいのかというと——この商売を、できるだけ長く、続けていきたいですね。そのためには、良いお客様と良いスタッフを守る仕組みづくりが何より大事なのかな、と。問題のある方を弾くシステムは、その手段のひとつに過ぎません。

ご清聴ありがとうございました。

NOIR TOKYO 小原

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